返信漫画など落書き35

実話だそうです。今は良い御友人になられたとのこと、良かった良かった。



●「…下から来る雪と言うのは地吹雪のことですね。
一旦地面に積もった雪が風で舞い上がるんですよ。
舞い上がるじゃ甘い表現ですが、積もってる雪の量も半端じゃないから下から巻き上げられる雪も半端じゃありません。
傘?役に立つわけ無いじゃないですか。
これは日本海側だけでなく太平洋側でも起こる現象です。
ただ日本海側の方が風が強いのでそれがしょっちゅうあるってことと、叩きつけてくる風圧がシャレにならないだけです。
そうですね。台風の暴風雨が暴風雪なのを考えてみてください。かなり近くなるかと。ひどい時には雪で自分の手さえも見えなくなりますよっ。
下手に建物の影に入るとこれまた危ないんですね。
建物と建物にぶつかった風と雪が四方八方から襲ってきます。風向きがもうカオスです。
でもまぁ、東北だってたくましいですよ。
青森には「
地吹雪体験ツアー」なるものが存在します。
さえぎるものが何も無い田んぼ、及び平原。積もった雪はM単位。
ツアー参加者はそこを歩くのです。
傘は勿論使えませんから、体に毛布とかストールを巻きつけることしかできません。でも結構参加者がいる。
地元民としては毎日のことで珍しくも無いって言うかしんどいだけなのに、本州の人には珍しいんだなぁ…金払ってまで横殴り&下から巻き上げる雪を体験したいのか。と思います。TVでもたまに紹介されますね。


●「
…下から吹き付けてくる雪。地から吹く雪、読んで字の如く地吹雪と現地では呼んでおります。山形県日本海側沿岸、庄内地方並びに秋田県日本海側では降雪自体はそれほど多くはないんです。せいぜい多くても40〜50くらいでしょうか。メートルは越しません。それは強風のせいです。
要するに、雪が風で飛ばされます。しかし溶けることはないので積もります。そして、地に積もり積もった雪が強風で飛ばされて下から吹き付けるのが地吹雪と呼ばれる現象です。下手に積るよりも性質が悪いと大絶賛。
なまじこの地域は昔から特に冬になると強風が吹き付けてくるので、「上から降る雪」はそれほど多く体験しておりません。なので雪=横や下から吹くものという方程式が成り立つんです。
(逆に、上から降る雪だと皆震えます。上から降る=風がない=飛ばされない=積もるので)

庄内在住の友人で、今年オーロラを見にスウェーデンまで行った方がいますが、その方曰く「庄内の冬の方が寒かった」。気温自体もそれほど低くない
(せいぜい寒くても氷点下10度いきません)ですが、吹き付ける風のせいで体感温度は軽くそれを下回るのがこちらの冬です。

ちなみに地吹雪だと傘など役に立ちません。逆に巻き上げられて骨が折れることもしばしばです。しかしないと困る。
(全身雪だるまになること確定なので)
どちらにせよクリスマスなどで雪を「ホワイトクリスマスー!」と喜べる環境にないのが東北の冬だと思います。多分喜ぶのは雪遊びをするちっちゃい子くらいでしょうか。(苦笑)
何年か前、沖縄の方から「地吹雪を体験するツアー」などというものがあったと耳にはさみましたが、これを現地の人間に言わせると「自殺行為」「命知らず」「知らないって言うのは怖い」と揃いも揃って言い放ちます。
※列車脱線事故を起こした羽越線特急脱線転覆事故が、この該当地域に当たります。ちなみに当時の風速は40m/sくらいだったと推測されます。


等のコメントいただきました、ありがとうございます!



こちらのニュースより。

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