正月落書き漫画33

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参考:「平城遷都1300年祭」のマスコットをご覧ください。

石川の「京都文化リスペクト」について、以下のコメントいただきました。有難うございます。

【否定】
●「…石川は京都をさほどリスペクトしていないと思います。石川と京都の文化は別物だと学生時代に習いました。京都は公家文化で、石川
(厳密には金沢)は武家文化です。言い換えると金沢は城下町ですが、京都は城下町ではないのです。」
●「…石川と京都の文化は似ているようで全然違いますよ〜あまりにも違いすぎてリスペクトって感じでも無かったんですが・・…」
●「…確かに観光にと問われれば京都は好きです。神社とか神社とか神社とか寺とか素敵ですし。でも、京都が好きかっていわれると「別に」としかいいようがないです。
(中略)最近は京都も観光客が増えて「異世界」って感じがして・・・。うちとは文化も歴史もなにもかも違います。
●「…石川出身の方に聞いたところ、「確かに京都は好きだし、文化も京都からのものが最初だと思うけど、それから発展してしまった今となっては尊敬とかいう以前の問題になってんじゃないかな?」との事です。地元民にしてみれば全く別物なのですね。
多分、日本の文化が、大本は中国からの文化だけど、西洋人に「日本て中国でしょ?」と一緒にされるとむかつく、的な感じなんではないでしょうか。


【肯定】
●「福井県民いわく、石川は第二の京都……
」(福井)
 ↑●「…
石川県金沢市民です。地元が出てるのは面白いですね!観光案内では小京都っぽくされてるみたいですが、住んでると意識ないですよ。文化重視の土地なのは感じます。他県より和菓子屋さんも多いです。ただ、どっちかというと福井の方が京都リスペクトでは…」
 ↑●「…福井は京都と隣接してる分、大昔からの交流で影響はあるものの、リスペクトは無いと思います。福井市が金沢市をライバル視してる感はありますが(笑)…」

●「…石川さんはやっぱり京都さんにデレデレなのですね〜。…」(新潟)
●「石川さん…、確かに京都リスペクトですね。大学時代4年間金沢で過ごした時に、その思いはひしひしと感じましたとも。
石川の伝統工芸は素晴らしいですよ。輪島出身の友人の「お隣さんは人間国宝。黒塗りの無駄にでかい車がよく来てる。」発言は衝撃でした。能・狂言の公演の多さもすごいと思います。…」
●「…石川が京都文化リスペクトな理由は金沢が小京都と呼ばれるゆえですよね?…」
 ↑●「…金沢市当局は今年度末をもって「全国京都会議」からの脱会を決めましたよ。いろんな方面から小京都という呼称に問題があると指摘されていたらしいです。先ごろ、歴史まちづくり法に基づく「歴史都市」の第一号に認定されたことも影響しているようです。」

【その他】
●「…石川が京都好きか否かについて、石川県民である友人の妙に冷静な分析によると、石川の方は「百万石の城下町」という誇りが
(年配の方は特に)強いらしいです。言い換えれば郷土愛がすごいそうで。なので、石川の方の中には「京都文化とよく似ている」とは思わない、思いたくない方もいるとのことです。確かに武家文化として変質した部分もあるので一概に京都リスペクトとも言えないかもしれませんが、江戸期に取り入れられた大元はやっぱり京都を筆頭とする上方文化のようです。工芸などは特に。なので土産物等は県外出身者からみると京都そっくりだと思います。地元の友人に土産を買う場合、どれを買っても京都土産に見えそうで困りましたし・・・」

●「…
県民の皆様は、武家文化として独自のものであって、京都リスペクトはあまりないと仰っておられて、それは全然構わないのですが、石川さんが京都さんに褒められて喜んでおられたのはきっと、「京都ならば石川の誇る伝統工芸を正当に評価してくれる」と思われたからだと信じたい・・・!
リスペクトされたい等とは微塵も思わないのですが、私たちの「良いもの、素晴らしいものを見る目」だけは必死に磨いてきたと自負しておりますので、石川さんはそのあたりを評価して喜んで下さったのではないかと思っております。
…(中略)…
ちなみに私の家では、縁あって祖父の姉が二人とも輪島の塗り物のお家に嫁いでおり、加賀百万石の文化の素晴らしさはとても良く存じ上げているつもりです。
あと、京都に住めばわかる・・・京都の人の着物・服を見る目がどんなに厳しいか・・・
0.5秒で上から下まで一瞬で見定められるんですよ!
そして顔に出さない。
京都人だからこそわかる。
あの目、怖ええ・・・!!
…(中略)…
そうそう、京都人が着物や服をものすごい感度で察知するのは、その人に振る話題や避けるべき話題などをそこはかとなく推し量るためです!お召し物にはその人のひととなり
(文字通り!)や生活や考え方、好みなどが出ると思いますので、そのあたりを拝察すると言うか・・・こき下ろしたりするためでは決してないです。念のため・・・
」(京都)


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